新型Nexus7(2013)レビュー
Amazon.comで購入し個人輸入をして8月10日にはGETしていくつかのエントリを書きそのたびにレビューを書くと書いていたのですがようやく書くことにしました。
本当は日本発売の前に書きたかったのですがだらだらとしていたら発売してしまいました。
まず、新旧Nexus7のスペック比較です。ついでによく比較されるiPad mini(2012)も。すべてWi-Fi版です。
第一世代(2012) Nexus 7 |
第二世代(2013) Nexus 7 |
iPad mini | |
CPU | NVIDIA Tegra 3 T30L 1.3GHz クアッドコア |
Qualcomm Snapdragon S4 Pro(Krait) 1.5GHz クアッドコア |
Apple A5 デュアルコア(動作周波数不明) |
メモリ | DDR3 1GB | DDR3L 2GB | 512MB |
Displayサイズ | 7インチ | 7インチ | 7.9インチ |
Display解像度 | 800x1280px (216ppi) |
1200x1920px (323ppi) |
768x1024px (163ppi) |
カメラ 全面 |
120万画素 | 120万画素 | 120万画素 |
カメラ 背面 |
なし | 500万画素 | 500万画素 |
Wi-Fi | IEEE 802.11 b/g/n | IEEE 802.11 b/g/n | IEEE 802.11 a/b/g/n |
ストレージ | 8GB(日本未発売)、16GB、32GB | 16GB、32GB | 16GB、32GB、64GB |
NFC | 対応 | 対応 | 非対応 |
Qi | 非対応 | 対応 | 非対応 |
サイズ(mm) | 198.5x120x10.45 | 200x114x8.65 | 200x134.7x7.2 |
重量 | 340g | 290g | 308g |
使用感
旧Nexus7はかなり前に手放したので若干記憶が曖昧なのですがCPUの強化とメモリの増強がありかなりサクサクに動くようになっていると思います。
特にタブレットでは雑誌を読むことが多いのですが、ビューアーアプリが旧Nexus7ではかなりストレスがあったのですが、新型ではストレスなく使用できます。
なにより画面解像度があがり細かいながらも快適に雑誌を読むことができます。
雑誌を読むのには7インチでは少し小さいのでiPad miniのRatina化に期待しています。
また、サイズは薄くなり重量も軽くなったこともあり持ちやすく快適になったと感じられます。
動画閲覧
最近良くGoogle Playで動画レンタルして映画をみるので動画閲覧のレビューを。
こちらも画面解像度があがりきれいな画質で楽しめるようになったと言えます。
ディスプレイの品質自体も悪くなく、サイズさえ気にしなければ下手なディスプレイで観るよりいいかもしれません。
スピーカーも旧型よりよくなり、軽く見るくらいであればNexus7単体で観ていても問題ないなと感じました。(iPad miniのほうが好みの音質ですが)
バッテリーもスピーカー音量をほぼ一番大きくした状態で2時間観ると30%減るくらいなので映画の2〜3本くらいなら問題なさそうです。
バッテリー等
動画閲覧でも書きましたが、映画を2〜3本Wi-Fiからのストリーミングで観ることができそうなくらいバッテリーの持ちはよく、バッテリーの容量自体は旧型から減ってはいるのですが、同じくらい動作することができそうです。
映画1本見終わった状態でも本体にそれほど熱を持つこともないのでこのあたりはiPad miniより優秀だなと感じます。
ブラウザを開きWEBを見たり、漫画や雑誌などのみるくらいであれば本当に10時間くらいは使えるのではないでしょうか。
カメラに関して
旧型のNexus 7ではなかった背面カメラがついに付きました。
最近のスマホのカメラがなかなか優秀なのでそれとつい比べてしまうと、500万画素でそれほどよいカメラでもないのでないよりはマシといった感じですね。
しかしながらAndroidではカメラ必須のアプリでは背面カメラがないとダウンロードできなかったため、いくつかの今までダウンロードできなかったアプリが使えるようになっています。
どうせだったらフラッシュも付ければよかったのにとも思いました。
iPad miniとの比較
まず、雑誌や漫画を観るといったところでは正直Nexus 7が優っていると思います。
iPad miniは貧弱なCPUとメモリながらもビューアーアプリがサクサク動きビューアーのメイン端末として使っていたのですがとにかく画素密度(画面サイズにおける画面解像度)が低く雑誌等には不向きであると感じていました。
その点Nexus7は画素密度でいくとほぼ倍くらい違うので細かい文字も見ることができます。
旧型のNexus7ではストレスとなっていたビューアーアプリの動作もCPUの強化で問題がなくなりiPad miniのほうがビューアーアプリの動作自体は軽いと感じながらも表示でそれ以上に価値があると思います。
動画の閲覧に関しても動作自体に問題はないので解像度からいってNexus7のほうがいいです。
スピーカー自体は若干iPod miniのほうがいいなとも思いつつiPad miniは下部にステレオスピーカーがついているので横にして動画を観るときはやはり違和感があるのですが、Nexus7では上下にスピーカーを内蔵しているのでそのあたりの違和感はありません。
ただ、ストレージ容量がNexus7は32GBまでしかないのですがiPad miniは64GBまであり、動画や音楽を大量に入れる場合はどうしてもiPad miniのほうがよさそうかなって感じです。
Nexus7がmicroSDに対応していないのがかなり欠点といえるような気がします。
申し訳ないのですが、タブレットは軽く動画や書籍をみるのにつかっているのでその他に関してはあまりありません。
まとめ
旧型のNexus 7より値段があがりましたが、他に発売されているAndroidタブレットと比較すればかなりお買い得ではあると思います。
特にWi-Fiのみでいいやと思っている人は他の安いタブレットもありながらもコストパフォーマンスは現時点で最高なのではないでしょうか。
LTE版が出ても約4万円なのでその他の3G通信ができるタブレットの中ではかなり安いといえます。(キャリアの2年縛りがない場合と考えて)
また、現状であれば動画や書籍が主といった私と同じような使い方であればiPad miniよりおすすめです。
しかしながらこのあと発表されるといわれている新型のiPad miniにRatinaディスプレイが搭載されるようであれば値段なども考えて微妙なところといったこともあり、購入を考えているのであれば新型iPad miniの情報を待って検討するのがいいと思います。
かなり簡単ではありますが以上がレビューです。